
L-1(駐在員ビザ)
L-1ビザは、海外に本社や支店がある企業が、経営者や管理職、または専門知識を持つ社員をアメリカの関連会社・子会社へ転勤させるためのビザです。
美容業界では、次のような方に向いています:
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日本でサロンや美容ブランドを経営しており、アメリカに支店を設立したい
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日本本社のスタッフをアメリカ支店のマネージャーとして派遣したい
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日本の美容学校やネイルブランドを、アメリカ現地法人を通して展開したい
ポイント
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投資金額の明確な最低額はないが、アメリカで実際に事業を運営できるだけの資金と実績が必要
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派遣される人は「経営者・管理職」または「専門知識を持つ社員」であることが条件
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配偶者は就労可能、子どもは学校に通える
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初回1年(新設会社の場合)〜最長3年の滞在許可、その後延長可能(最大7年まで)
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将来的に永住権(グリーンカード)申請につながる可能性あり(EB-1Cへの移行ルート)
日本でサロンを経営していて「アメリカに支店を展開する」という形で、自分や信頼できる社員をアメリカに派遣できるのがL-1ビザの魅力です。
「会社」としての実績が重視されるため、既に日本で成功している美容ビジネスを持つ方に人気があります。
詳細
1. 必要費用リスト(USCIS公式)*予告なしに変更することがある
費用項目
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I-129 基本申請料:$460
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Fraud Prevention and Detection Fee:$500(初回申請時のみ)
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ACWIA Training Fee:$750~$1,500(会社規模により変動)
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Premium Processing(I-907):$2,805(15営業日以内に審査、必須ではないが多く利用される)
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ビザ申請料(DS-160):$190~$205(日本在住の方の申請時、面接前に支払い)
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バイオメトリクス費:$85
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郵送・指紋用(必要時)領事手数料:$100~$250
弁護士費用
$8,000~$18,000(案件の複雑さや企業規模により変動)
証明書・郵送費
公証・翻訳・国際郵送など:$100〜(必要に応じて)
2. 申請の基本的な流れ
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日本本社とアメリカ支店(関連会社)との関係証明を準備
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I-129 提出(任意で Premium Processing I-907 を利用可)
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USCIS 承認レター受け取り
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在米中:ステータス変更完了(パスポートにビザスタンプをもらうには、米国外で面接が必要)
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日本在住:DS-160 提出 → 領事面接 → ビザ取得 → 渡米
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3. 必要書類(お問い合わせください)